2018/05/27

東急田園都市線2020系(2121F)

私こと佐野次郎は2009年からデジタル一眼レフを使用して撮影をしていますが、2014年から撮影が少なくなり、昨年の後半にはほとんど撮影に出かけていませんでした。ようやく今年に入ってから月一くらいは撮影に出かけるようになりました。
「一月一鉄」などと言っているうちに、未撮影の電車がずいぶんと増えてしまいました。特にJR東日本では多数派のE233系もあまり撮影できていない状況です。横浜線・南武線・埼京線を走るE233系をいまだに撮影していません。
それでも京急・東急・相鉄には比較的撮影に出ていましたが、今日は久々となる東急田園都市線の撮影に出かけてきました。2011年12月以来の東急田園都市線の撮影でしたが、お目当ては新形式の2020系でした。
2020系は今年の3月28日から営業運転を開始しましたが、当面は中央林間ー押上までの運用で、東武線には乗り入れしておりません。写真の2121Fは、総合車両製作所横浜事業所で2017年11月に完成したもので、2020系の第一編成となります。
【撮影:佐野次郎 2018.5.27 すずかけ台ーつくし野間】

過去の記事から
東急大井町線6020系6122F

2018/05/20

京浜急行新1000形(1001編成)

京浜急行の主力である新1000形は、2002年に1次車が製造されてから、2017年度の17次車まで順調に増備が進行しています。早いもので2017年から車両更新が始まり、1001編成が更新されました。2018年度の設備投資計画でも、1編成の更新が予定されています。
新製時点では、側窓はすべて固定式でしたが、ドア間が二段式とされ、連結面については一段下降式となりいずれも開閉可能となりました。車内については、最近の増備車と同様に袖仕切りが大型化され、情報案内装置もLCDになりました。
VVVFインバータ装置・主電動機もシーメンス製から国産品に交換となり、ドレミファインバータではなくなりました。またクーラの交換、ライトのLEDへの換装も行われました。運転台の機器についても変更が加えられているそうです。
写真の1001編成は、2002年2月に東急車輌で完成したものです。2017年9月に京急ファインテック久里浜事業所で更新工事を終え、営業運転に復帰しました。2100形の更新車と同様、先頭部に「けいきゅん」マークをつけています。
【撮影:佐野次郎 2018.4.30 南太田駅】

過去の記事から
更新前の京浜急行新1000形1001編成

京浜急行新1000形(1619編成)

今年になってから走り始めた京浜急行新1000形の17次車、ファンの目から見るとなかなか存在感があります。夕方になるとLEDの前照灯が明るく、エナメルを使用した塗装により遠目からも確認できます。
京浜急行電鉄の2018年度の鉄道事業設備投資計画には、新1000形42両の導入が盛り込まれております。これで片開き4扉の800形が全廃となり、ホームドアの導入が加速していくことでしょう。
京急の車両は、800形が全廃になったあとは、600形・新1000形・1500形・2100形というラインナップになりますが、完成度の高い新1000形のあとに登場する車両がどのようなものになるか気になるところです。
写真の1619編成は、2018年に1月に川崎重工で完成したものです。2018年3月に営業運転を開始しました。1619編成の就役と入れ替わりに、800形の822編成が廃車となっております。
【撮影:佐野次郎 2018.4.30 南太田駅】
過去の記事から
京浜急行800形822編成

2018/05/15

京浜急行新1000形(1613編成)

京浜急行新1000形は、2002年から製造を継続していますので、京急の車両としては圧倒的な多数派となっております。それでも京急を撮影していてまったく飽きないのは新1000形のバリエーションが豊富だからでしょうか?
当初は600形・2100形同様アルミ車体に全面塗装を施しておりましたが、2007年からステンレス製となり無塗装にラッピングを施すようになりました。そして2016年に登場した1800番台からほぼ全面にラッピングを施しました。
さらに17次車では、ステンレス製の車体にエナメル塗装を施すようになりました。「京急らしさ」を表現するためだそうです。また車内のLCD情報提供装置は、2画面いっぱいに表示することで、情報伝達の充実を図りました。
写真の1613編成は、2017年12月に川崎重工で完成したものです。2018年1月に営業運転を開始しました。1613編成の就役と入れ替わりに、800形の819編成が廃車となっております。
【撮影:佐野次郎 2018.5.3 屏風浦駅】
過去の記事から
京浜急行800形819編成

2018/05/12

大井町線6000系(6101F)

東急大井町線では、2018年3月にダイヤ改正を行い、朝ラッシュ時の急行と日中の普通を増発しました。急行は7両編成に統一し、新型6020系電車を2編成投入して本数の増加に対応しました。
大井町線の急行は、2008年3月に運転を開始したもので、専用の6000系電車6編成を新製しました。2017年11月以降に順次6両編成から7両編成に増結が行われています。あわせて駅設備の改良も行われました。
6000系電車は、5000系電車を基本としていますが、先頭部は独特のシャープなデザインを採用しています。またカラーリングも急行用を意識した独特のものです。5000系により標準化を進める中で池上線・多摩川線用の7000系とともに個性を表現しました。
写真の6101Fは、2008年3月に東急車輌で完成したものです。増結用の中間車1両は2017年8月に総合車両製作所横浜事業所で完成しました。6101Fの7連化は2018年2月で、7連化の最終編成となっています。
【撮影:佐野次郎 2018.5.4 等々力ー尾山台間】
過去の記事から
6連時代の6101F

2018/05/05

大井町線6020系(6122F)

東京急行電鉄では、2020年の東京オリンピック、2022年の創業100周年に向けて2020系列の車輌を2018年春に導入しました。田園都市線には2020系、大井町線には6020系が導入されます。
2020系列の車体は、軽量ステンレス製で総合車両製作所の「sustina」シリーズを採用しておりJR東日本のE235系と共通した構成となっています。これは快適性と安全性の向上を推進するとともに、量産効果によるコスト低減を図ったものです。
車両情報制御システムもまたE235系と同様に、従来のモニタ装置から大きく機能を拡張したINTEROSを導入し、大容量のデータをリアルタイムに送信・活用することで運用と保守の効率化を推進することを目指しています。
写真の6122Fは、2018年1月に総合車両製作所で完成したものです。3月28日に6121Fとともに営業運転を開始しました。早くも編成中の1両を近い将来に導入する有料着席サービス用の車両と取り換えて他編成に転用することが発表されています。
【撮影:佐野次郎 2018.5.4 等々力ー尾山台間】

2018/05/03

東武鉄道500系(505F)

東武鉄道500系は3両を基本編成として、分割・併合運転を可能にすることで多様な列車の運行に対応する東武としては新しいコンセプトの特急電車です。「リバティ」という愛称が付けられています。
車体は軽量アルミ製で独特の先頭形状が目を引きますね。運転室内には全長の長い幌を収容するための幌BOXに大きなスペースを充てているそうです。塗装もシャンパンベージュとフォレストグリーンを基調とした新しいものになりました。
主回路はVVVFインバータ制御で永久磁石同期電動機を導入して高効率化と低騒音化を図っています。回路の二重化により冗長性を高め、また列車情報システムにより運行と保守の効率化を図っているのは、新しい車輌ならではですね。
写真の505Fは、2017年2月に川崎重工で完成したものです。500系は2017年度に3両編成8本が製作されました。東武グループの中期経営計画(2017~2020)において500系の増備が計画されております。
【撮影:佐野次郎 2018.4.29 せんげん台ー大袋間】

東武鉄道70000系(71702F)

東武鉄道70000系電車は、東京メトロ日比谷線との相互直通運転に使用している20000系電車の代替として製作された車輌です。同時期に製作される東京メトロ日比谷線の13000系電車とは仕様の共通化が図られております。
東武鉄道20000系・東京メトロ03系とも18m級車体8両編成に、基本乗降扉が片側に三か所あり、一部前後2両ずつ乗降扉を片側五か所に設けた編成があります。今回の更新により20m級車体7両編成・乗降扉4か所に統一され、ホームドアの導入に対応します。
70000系のカラーリングは、イノベーションレッドとピュアブラックという新しいカラーが採用されました。東武鉄道の一般車は50000系のオレンジで統一されると思ったら、野田線の60000系に続いて新しいカラーリングが採用されました。
写真の71702Fは2017年3月に近畿車輌で完成し、同年7月に営業運転を開始しました。70000系は2017年度に10編成70両が投入され、20000系の代替を推進します。実際に乗車しましたが、車内の三画面の案内表示器は独特でインパクトがありますね。
【撮影:佐野次郎 2018.4.29 せんげん台ー大袋間】

2018/05/01

東京地下鉄13000系(13101F)

東京メトロは北千住ー中目黒間の日比谷線用として03系336両(8両編成42本)を保有していましたが、ホームドアの早期導入に向けて、相互乗り入れをしている東武鉄道とともに18m車8両編成を20m車7両編成に置き換えることにしました。
そうして登場したのが東京メトロ13000系で、2016年度から2020年度にかけて44編成を投入し、03系を更新することになりました。東武鉄道では70000系電車を投入して20000系電車を更新することになります。
主回路はVVVFインバータ制御で、永久磁石同期電動機・操舵台車と最新技術を取り入れています。車体はアルミ製で快適性の向上やバリアフリーの促進を図っています。歴代の3000系・03系のイメージを残す工夫もされているそうです。
写真の13101Fは、2016年12月に近畿車輌で完成したもので、13000系のトップナンバーに相当します。本格的に営業運転を開始したのは2017年3月でした。2020年度に向けて着実に13000系の増備が進むことでしょう。