E331系は次世代通勤電車のための実証実験を行うために作られた電車で、小田急ロマンスカーのような連接構造や、一部に導入された向かい合わせ式の座席など先鋭的な仕様を多く盛り込んでいました。
E331系の要素を取り込んでもおかしくない、E235系にはあまり反映されていないようです。E235系はどちらかというとE233系を漸進的に発展させた形式のように思います。ステンレス鋼体や、情報処理システムの進化が目を引きます。
写真のAK1編成は2006年3月に川崎重工と東急車輛で完成したものです。2014年4月に廃車となりました。鉄道車両としては異例の短期間での廃車ですが、減価償却がどのように処理されたが気になります、写真は休日に営業運転に就いているところを撮影したものです。
【撮影:佐野次郎 2010.12.30 葛西臨海公園駅】