2022/12/12

E233系1000番代(ウラ106編成)

E233系1000番代は京浜東北・根岸線で使用していた209系0番代を置換え、保守の効率化や輸送障害の対応を図ることを目的として導入されたものです。電動車比率を209系の4M6Tから6M4Tに変更したり、予備のパンタを搭載したりと運転の継続性を非常に重視しています。
車体は軽量ステンレス製の拡幅車体で、室内の配色も209系に比べて明るくなった印象を受けます。腰掛は幅460mmのセパレートタイプで、側扉間は握り棒によって2+3+2人に区分されます。モケットは路線カラーの青色です。また空気清浄器を装備しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC85A、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86Aです。台車はDT71系/TR255系、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726系、列車情報制御装置TIMSを装備しています。
写真のウラ106編成は2008年1月に川崎重工で完成し、浦和電車区に新製配置されたものです。2015年3月に浦和電車区は運転部門がさいたま運転区、研修部門がさいたま車両センターに変更されたため、現在ではサイ106編成となっています。