2022/12/21

E235系1000番代(クラF-14編成)

E235系1000番代は横須賀・総武快速線で使用しているE217系の取替を目的として、2020年から製造されているものです。最終的にはE217系と同数の745両(基本11両編成51本・付属4両編成46本)が導入される計画となっています。
E217系と一見同じような傾向の電車にはなりますが、E235系の主制御方式はMM´のユニット制御ではなく独立M車方式を採用しています。それに伴い機器配置の見直しも行われているようで、E233系やE231系などに比較すると床下機器が多くなっているように見受けられます。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSC104A、主電動機は出力140kWのMT79、補助電源装置は待機二重系SIVのSC107Aです。台車はDT80/TR273系、集電装置はPS33H、冷房装置はAU737/AU742系、列車情報管理装置INTEROSを装備しています。
写真のクラF-14編成は、2022年4月に総合車両製作所新津事業所(グリーン車のみ2022年3月に横浜事業所)で完成したものです。東北本線や相模線で使用するE131系の増備により約1年製造にブランクがありましたが、細かな部分でコストダウンのための仕様変更が行われたようです。