2022/12/11

E657系(カツK1編成)

E657系特急形電車は、JR東日本が「スーパーひたち」「フレッシュひたち」で使用していた651系・E653系の代替を目的として導入したものです。2015年3月のダイヤ改正で上野東京ラインの開業に伴い、列車名を「ひたち」「ときわ」に改称し、品川駅に乗り入れています。
車体はアルミ合金製のダブルスキン構体です。塗装は白を基本に、窓下にピンクのフィルムを貼り付けています。これは偕楽園の梅をモチーフとしたものです。裾部は紫ががった灰色の配色ですが、前面のスカートと連結器カバーにかかる部分が印象的です。なかなか個性的な配色だからでしょう。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のCI22、主電動機は出力140kWのMT75B、補助電源装置はIGBT-SIVのSC95です。電動台車はDT78、付随台車はTR263系、集電装置はシングルアーム式のPS37A、冷房装置は集中式のAU734を装備しています。また車体間ダンパと先頭車とグリーン車にフルアクティブサスペンションを装備しています。
写真のカツK1編成は2011年5月に近畿車両・日立製作所で完成したものです。2015年1月に座席表示システム改造、2015年11月に前面FRP強化工事を完了しています。E657系は2012年3月のダイヤ改正から営業運転を開始しました。常磐線の全線復旧により、2020年3月のダイヤ改正から仙台まで運転区間を延伸しています。


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