2023/03/04

東京地下鉄17000系(17192F)

有楽町線・副都心線では7000系180両(10両編成6本・副都心線のみ8両編成15本)を大規模改修のうえ、継続して使用してきましたが、より高品質な輸送サービスを提供することを目指して17000系に代替されました。
車体はアルミ合金によるダブルスキン構体です。前頭部はレトロ感のあるデザインの10000系はかなり個性的ですが、17000系では穏当なデザインに落ちついた感があります。室内については腰掛などの配色がより明るくなったという印象があります。
制御装置はSiC素子適用VVVFインバータ制御のVFI-HR4420E、主電動機は出力205kWのMM-S5C、補助電源装置はSiC素子適用SIVのNC-GAT240Dです。台車はボルスタつきモノリンク台車FS781、集電装置はPT7174-B、冷房装置はCU7627を装備しています。
写真の17192Fは2022年2月に近畿車両で完成したものです。17000系は10両編成が日立製作所、8両編成が近畿車両で製作されました。日立製作所で製作された編成の制御装置は三菱製、近畿車両で製作された編成の制御装置は日立製となっています。