1000系のうち64両(8両編成8本)を東横線・東京メトロ日比谷線直通用として使用してきましたが、2013年3月の東横線・東京メトロ副都心線との直通運転の開始に伴い、日比谷線との直通運転が休止となりました。そこで余剰となった1000系の一部を3連化して、池上線・多摩川線で使用している7600系・7700系の置換用として転用することになりました。
車体外装は赤帯から、グリーンの濃淡にゴールドの配色に変更されました。ドア横には三日月模様をアクセントとして表示しています。行先表示は幕式からLEDに換装しています。室内は木目調の化粧板にモスグリーン調のシートモケットという7000系に準拠した配色となっています。客室照明も省電力のLEDになっています。
制御装置と補助電源装置はデュアルモード方式のSVF091-B0、主電動機は出力130kWのTKM-88です。台車はTS1006/TS-1007、集電装置はPT7108-B、冷房装置はRPU-2219を装備しています。
写真の1502Fは1989年2月に東急車輌で完成した1002Fからクハ1002・デハ1202・クハ1102の3両を2015年12月に1500番代に改造したものです。あわせてクハ1002はデハ1502に電動車化されています。旧日比谷線直通用の1000系から1500番代は21両(3両編成7本)が改造されました。