東京メトロ南北線の9000系は1991年度から2009年度にかけて路線の延長や直通運転区間の拡大などにあわせて仕様を変更しながら増備されましたが、2009年度に輸送力増強を目的として導入した5次車は、10000系を基本にして車体などに変更が加えられました。
5次車の車体は副都心・有楽町線用の10000系と同様のアルミ合金によるダブルスキン構体です。座席の専有幅は460mmとなり、袖仕切りを大型化しています。床材は路線カラーであるエメラルドグリーンとし、15インチ液晶による車内表示器を設置しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR1420T/VFI-HR2820K、主電動機は出力160kWのHS-32534-16RB、補助電源装置はIGBT-SIVのINV153-E3です。台車はTS-1014/TS-1015、集電装置はPT-7110D、冷房装置はCU711Dを装備しています。
写真の9122Fは2009年1月に日本車両で完成したもので、9000系としては5次車に相当します。5次車はE編成と称します。2023年3月に相互直通運転先の東急目黒線が東急・相鉄新横浜線につながりますので、東京メトロ南北線車両にどのような展開が見られるか楽しみなところです。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR1420T/VFI-HR2820K、主電動機は出力160kWのHS-32534-16RB、補助電源装置はIGBT-SIVのINV153-E3です。台車はTS-1014/TS-1015、集電装置はPT-7110D、冷房装置はCU711Dを装備しています。