5000形は「より広く、より快適に」をコンセプトとして、従来の通勤車のイメージを一新する車両として設計されました。2019年度から導入が始まり、2022年11月現在で110両(10両編成11本)が在籍しています。
車体はステンレス製ですが、レーザー溶接などの新技術の採用により平滑な仕上がりです。幅2.900mm・裾絞り形状の車体は8000形以来久々に採用された規格で、これも広さを実感できる要素です。またホームドアの普及に対応して、側面の車番標記の位置を上げています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のMAP-194-15V330、主電動機は出力190kWのMB-5157-A2、補助電源装置のINV207-E0です。台車はNS-102/NS-102T、集電装置はPT7113-B、冷房装置はCU7372、列車情報管理装置としてN-TIOSを装備しています。
写真の5061Fは2022年10月に川崎車両で完成したものです。2022年度の増備車ですが、これにより最古参の8000形で制御装置を更新したグループの置換えに着手しています。8056F・8259Fが5061Fの投入と入れ替わりに運用から離脱したようです。
過去の記事から
小田急電鉄8000形(8056F)
https://sanojiro.blogspot.com/2022/10/80008056f.html
小田急電鉄8000形(8259F)
https://sanojiro.blogspot.com/2010/11/80008259f.html
過去の記事から
小田急電鉄8000形(8056F)
https://sanojiro.blogspot.com/2022/10/80008056f.html
小田急電鉄8000形(8259F)
https://sanojiro.blogspot.com/2010/11/80008259f.html