2016/12/22

京浜急行電鉄600形(655編成)

京浜急行600形といえば、1994年から96年にかけて88両が製造されましたが、腰掛がクロスシートであることが特徴でした。これは通勤時間を少しでも快適にしようという考え方に基づくものでした。
首都圏の激しい混雑の中では、クロスシートが本当に快適なのかどうか意見の分かれるところであるとは思います。2004年から扉間の腰掛をロングシートに換装する工事が始められました。
そうなると新1000形のアルミ製車体のグループとほぼ同様の電車だということになりそうです。京急の電車は、ロングシートでも奥行きがあってしっかりしていますから、なかなか座り心地は快適です。
写真の655編成は、1996年5月に東急車輌で完成したものです。600形としては最終の4次車に相当します。2014年3月に京急ファインテックで、車体更新・ロングシート化改造を施行しております。