2016/12/03

京浜急行電鉄2000形(2031編成)

京浜急行2000形電車は、1982年から87年にかけて先代600形に代わる快速特急用車両として、8両編成と4両編成が6本ずつ、合計72両が製造されました。既に4両編成はすべて引退し、8両編成5本40両が運用に就いております。
製造当初は2扉・クロスシートで、2100形とは異なり転換クロスシートではなく、中央で向きが異なる集団見合い式という固定式のクロスシートでした。転換クロスシートの採用も検討されましたが、コストと重量の点から見送りとなったそうです。
1998年から2000年にかけて、2100形に快特運用を譲り、3扉・ロングシートに改造され、塗装もアイボリーの部分が細い現行の塗装に改められました。車端部にだけ、クロスシートが残されています。2010年のエアポート急行の新設までは、8両編成は日中の運用には入っていませんでした。
写真の2031編成は、1984年5月に川崎重工で完成したもので、2000形の2次車に相当します。1999年8月に久里浜工場で3扉・一般車化改造を受けております。主に羽田空港ー新逗子間のエアポート急行で走っています。