2017/07/14

京浜急行800形(819編成)

京浜急行800形は、普通車のスピードアップにより、速達列車の運行を円滑にして、路線全体の運行を最適化することを意図して設計された電車です。4扉で乗降時間を短縮し、全電動車方式で高加減速性能を実現しました。
1978年に第一陣が登場し、1986年にかけて132両が製造されました。普通のほかに、京浜川崎ー新逗子間に運転されていた急行にも使用されました。当初は窓周りもアイボリーに塗装されていました。
2011年から廃車が始まりましたが、後継となったのは新1000形の6両編成でした。汎用性が重視され、4扉の普通専用車両というのはもう製造されないようです。現在では800形は残り10編成まで減勢しております。
写真の819編成は、1981年4月に東急車輌で完成したものです。当初は3両編成でしたが、1982年3月に東急車輌で中間車3両を増結して6両編成となりました。1997年1月に久里浜工場で更新修繕を実施しています。
【撮影:佐野次郎 2017.5.3 京急田浦ー追浜間】