2018/06/16

209系500番代(ミツC511編成)

209系500番台は、京浜東北・根岸線の主力だった209系0番代と、総武・中央線各駅停車と常磐線快速に投入されたE231系0番代の製造期間の境目にあたる1998年~99年度に、10両編成17本が総武・中央線各駅停車だけに新製投入されました。
209系0番代に準じた走行機器に、総武快速を走るE217系近郊型電車に近い拡幅車体を組み合わせて混雑緩和に即効性を発揮した車両だといえますね。設計・製造ともJR東日本の新津車両製作所が担当しています。
2001年から2008年末までは、京浜東北・根岸線で最大5編成の209系500番代の活躍が見られました。これは209系0番台のD-ATC化改造に対応するための予備車確保と、209系試作車3編成の代替を目的としたものでした。
写真のミツC511編成は、1999年12月に新津車両製作所で完成したもので、習志野電車区に新製配置されました。ミツC510~C517編成は2次車に相当し、主電動機はE231系と同一のMT73形、パンタグラフはシングルアーム式のPS33A形を搭載しております。