2018/06/17

E231系900番代(ミツB901編成)

209系に続いてJR東日本が標準型通勤車両として導入したのがE231系です。E231系は車両情報管理装置(TIMS)を導入して、ランニングコストの低減と検査・点検作業の簡略化を図った画期的な電車です。
新技術を検証するため、試作車として1998年10月に209系950番代が完成し、総武・中央緩行線に投入されました。国鉄時代の101系やEF66形電気機関車など試作車に900番代の車号が与えられましたが、近年ではほとんどなくなってきておりますね。
車体は209系500番代と同様に拡幅車体を採用しましたが、前面のカラーはシルバーとなっています。また混雑緩和を目的として、5号車は6扉車とされました。TIMSの導入により、配線を大幅に削減することが可能になっています。
209系950番代は、1998年10月にJR東日本新津車両製作所と東急車輌で完成しました。試行結果を踏まえて2000年2月からE231系の量産が開始され、2000年6月にはE231系900番代に改番されました。