2018/06/08

東急池上・多摩川線7700系(7906F)

東急電鉄の2018年度の設備投資計画には、池上・多摩川線用の7000系6編成の増備により、7700系の置換えを完了することが盛り込まれております。田園都市線の8500系も2022年には置換えを完了するそうで、世代交代のトピックといえそうですね。
今となっては、日本の通勤電車はステンレス車体が当たり前になっていますが、その元祖が東急7000系(先代)でした。東横線~営団地下鉄(当時)日比谷線への直通運転が主な活躍の場でした。
1987年~91年にかけて7000系の車体をそのまま再利用して、冷房化・主回路をVVVFインバータ制御に換装してできたのが7700系です。外観は7000系・中身は1000系という形で延命が図られたわけです。
写真の7906Fは、1987年12月にデハ7058.7156.7041.7155を種車にして7700系に改造されました。2000年の目蒲線の系統分割により3両編成となり、池上・多摩川線に転用され、現在に至ります。
【撮影:佐野次郎 2018.6.5 御嶽山ー久が原間】