埼京線といえば、現在では有数の混雑路線ではありますが、東北新幹線の建設に際して整備された比較的新しい路線であります。川越線の電化と併せ、財政の危機に瀕していた国鉄の終末期に整備された例外的な路線と見ることもできましょう。
横浜在住の私には、比較的遠い路線だという印象がありましたが、1996年の恵比寿延長、2002年の大崎延伸とりんかい線との相互直通運転開始により、だいぶんに身近な路線になってきました。
現時点では具体的なダイヤは不明ですが、近い将来に相鉄線との相互直通運転が行われるそうです。りんかい線や湘南新宿ラインなど関連する路線も含めてどのような運転形態となるか興味深いところです。
写真のハエ17編成は、1990年7月に川崎重工で完成し、川越電車区に新製配置されたものです。2014年3月には4連に短縮・600番台に改番されて、小山車両センターに転属しました。湘南色の帯を巻いて、東北本線の宇都宮ー黒磯間で使用されています。