国道16号線沿いに歩くほうが近道ですが、たまに並木団地を通って産業道路添いに歩くことがありました。そうすると当時建設中だったシーサイドラインの高架の桁が立ち始めていました。
新交通システムではなく、広島電鉄のような電車で作ったらいいのになと思いながら眺めていました。無人運転による人件費の節約、軌道の保守、乗降の利便性、建設費の補助などが新交通システムを採用した理由だとは思いますが。
当時の新鋭車両で、羨望の的であった広島電鉄3700形を、2013年にようやく実際に見ることができました。写真の3701ACBは、1984年12月にアルナ工機で完成したものです。既存の技術を用いて手堅くまとめられた車両だといえるでしょう。
【撮影:佐野次郎 2013.4.23 銀山町ー稲荷町間】