私が実際に見た路面電車といえば、それまでには都電の荒川線、京都市電、西鉄北九州線、長崎電軌、熊本市電、鹿児島市電、豊橋鉄道市内線、札幌市電、あとは江ノ電に東急世田谷線といったところでしたから。
郊外をかなりの高速で走行する宮島線に直通する2系統は連接車に統一されていましたが、広島港に向かう市内線の1系統もかなりの割合で連接車で運転されていました。広島では1両だけで走るのは単車と表記されているのも驚きでした。
写真の3700形3703ACBは、1986年7月にアルナ工機で完成したものです。広島電鉄3700形は、軽快電車と称して実験的に製作された3500形の量産型ともいえる形式で、1984年から87年にかけて5編成が製造されました。
【撮影:佐野次郎 2013.4.23 的場町ー稲荷町間】
過去の記事から
広島電鉄3700形〈3702ACB〉
広島電鉄3700形〈3705ACB〉