2019/04/28

新幹線リレー号

今でこそ東京駅を起点に、仙台・盛岡・新潟・山形・秋田・長野・新函館・金沢と多様な行先に新幹線が運転されていますが、1982年の東北・上越新幹線の開業から1985年3月の上野開業までは大宮が始発駅でした。
そのため、東北本線の上野ー大宮間に新幹線と接続する新幹線リレー号が運転されました。この列車は新幹線の延長として運転されていたので、新幹線の利用客だけが利用でき、途中駅での停車もありませんでした。
現在では、新幹線のネットワークも拡充され、在来線でも湘南新宿ライン・上野東京ラインが整備されて、格段に便利になりました。上野ー大宮間に新幹線の接続列車が運転されていたことを想像するのは難しいかもしれません。
車両は新前橋電車区の185系200番台が使用されていました。7連を2本つなげた14両編成での運転です。185系200番台は「踊り子」用の0番台を基本に、耐寒・耐雪設備を強化したもので、200系新幹線電車にイメージを揃えたグリーンの帯が特徴でした。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 尾久駅】

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