2020/04/03

本牧市民公園D51 516

国鉄の蒸気機関車が営業運転を退いてから、既に40年以上が経過しております。鉄道博物館で保管されているなど、管理の行き届いている保存車両もある反面、公園などで屋外展示されている車両のなかには、徐々に維持しきれなくなり撤去されるものもあります。
本牧市民公園のD51 516も屋外展示されている蒸気機関車のひとつです。公園自体の管理は行き届いていると思いますが、鉄道車両の展示環境としては厳しいものがあります。となりに保存されていた横浜市電1205号は荒廃して解体されてしまいました。
D51 516は昨年整備が行われ、きれいな姿を取り戻しました。給水車はグラウンドのスプリンクラーのタンクとして活用されているそうです。横浜市内では貴重な保存SL、今後も大切にされることを望みます。
D51 516は、1941年11月に大宮工場で完成し、大宮機関区に新製配置されたものです。東北本線などで活躍し、1969年に新鶴見機関区に配置され、1970年11月に廃車となりました。1970年12月から横浜市に貸与されて本牧市民公園で展示しています。
【撮影:佐野次郎 2019.7.21】

過去の記事から
横浜市電1205号

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