2021/04/11

相模鉄道2000系(モニ2005)

相模鉄道2000系は、車体長17メートル・3扉という現行よりも一回り小さい電車で、1948年から61年にかけて登場したものです。戦災国電からの復旧車や小田急・東急を経て移籍した車両、旧青梅電気鉄道から継承した車両など多様な出自を持っていました。
1970年から廃車が始まり、アルミ車体の2100系に機器を供出した車両や伊豆箱根鉄道・伊予鉄道などの地方私鉄に移籍した車両もありました。1975年には2005.2016.2022.2023号の4両が荷物電車に改造されました。
1978年には荷物輸送は廃止されていましたので、以後は事業用車として活躍しました。2023号は屋根に架線観測設備を持っていました。2006年8月には7000系を改造した後継のモヤ700系が登場しております。
写真のモニ2005は、1949年3月に東急横浜製作所で旧国鉄30系戦災車を復旧したものです。1963年6月に東横車輌で車体更新されています。2007年3月に廃車となり、かしわ台車両センターで保存されています。
敷地外より撮影 2018年1月