2021/04/24

相模鉄道9000系(9707F)

相模鉄道9000系は、日立製作所で製作されていた8000系を基本として、東急車輌で製作されたものです。1993年から2001年にかけて70両(10両編成7本)が製作されました。アルミ車体に当初から塗装を施し、主電動機出力を増強し、最高速度も120km/hに向上しているのが8000系との主な相違点でした。
9000系は、2016年3月に完成した9703Fを皮切りに車内リニューアルと、車体の塗装変更(YOKOHAMA NAVY BLUE)を行いました。これは2017年の創立100周年を契機とする「デザインブランドアッププロジェクト」によるものです。
このリニューアルは「古くならない、熟成するデザイン」「普遍的な色・素材」を取り入れたもので、9000系については新車と見まがうくらいインパクトのあるものです。第1編成である9701Fを除く6編成を対象に施行されました。
写真の9707Fは、2001年3月に東急車輌で完成したもので、9000系の4次車に相当します。2013年にインバータ装置の換装を行いました。2019年10月にかしわ台車両センターでリニューアルを完了しました。9707Fをもって9000系のYNB化が完了しました。

過去の記事から
相模鉄道9000系(9701F)
相模鉄道9000系(9705F) オリジナル塗装
相模鉄道9000系(9707F) リニューアル前