なかでも私には子供の頃から図鑑・鉄道書でなじみ深かった6000系電車にまず目が行きます。6000系は1961年から74年にかけて190両が製造されたかつての相模鉄道を代表した電車です。うち後期型の70両は拡幅車体を採用した改良型の新6000系と呼ばれるものです。
国鉄の101系・103系同様の車体長20m・両開き4扉の純然たる通勤電車ですが、経済性重視の中にも空気バネ台車を採用しているなど、先進性もある電車でした。1990年代に8000系・9000系に代替されるまで活躍し、私も何度か乗車することができました。
写真のモハ6001は、1961年10月に日立製作所で完成したもので、6000系の1次車に相当します。1983年6月に東急車輌で冷房改造が行われ、1993年4月に廃車となりました。撮影当時は旧塗装でしたが、2018年に引退時の薄緑の塗装に塗り替えられました。
敷地外より撮影 2018年1月
過去の記事から
相模鉄道8000系(8713F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/08/80008713f.html
相模鉄道9000系(9704F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/08/90009704f.html