2012/08/12

相模鉄道8000系(8713F)

相模鉄道8000系電車は1990年から99年にかけて、老朽化が進んでいた6000系電車の置換えを目的として導入されました。120両(10両編成12本)が製造される予定でしたが、3050系が相模大塚駅構内での事故のため廃車となり、もう1編成追加して製造されました。
3050系電車というのは、もとは戦災復興を目的として供与された国鉄63形を起源とする3000系を、1964年から66年にかけて旧6000系と同等の車体に乗せ換え、さらに1986年から87年にかけて冷房改造と同時に主回路をVVVFインバータに換装したという電車でした。
こうして130両が揃った8000系でしたが、2004年に8707Fがレール削正車と衝突事故を起こしてしまい、2006年に廃車となってしまいました。いまでは当初の計画と同じ120両が在籍しています。
写真の8713Fは、1999年9月に日立製作所で完成したもので、8000系の7次車に相当します。先述の通り、3050系の代替として追加製造されたものです。7次車では新製時からシングルアーム式パンタグラフを装備しています。