東急池上線が10月6日で開業90周年を迎えるということで、1000系・7600系・7700系のうち1編成ずつが記念ヘッドマークを掲示して営業運転に就いております。
なかでも7600系は2編成のみと少なく、全廃も時間の問題だと思われます。このヘッドマークも7700系7910Fのクラシックスタイルと並んで、7600系としては最後の晴れ姿に近いものがあるかもしれません。
この前面が傾斜したスタイルは、東急の電車としては珍しいスタイルでした。7000系・8000系・8500系・9000系・1000系と東急では前面がフラットな電車が続きました。ちなみに、現在増備されている5000系などでは前面が傾斜したスタイルを取り入れていますね。
写真の7601Fは、1986年4月に7200系のデハ7509・7681、クハ7503をVVVF化改造したものです。1988年3月に編成を組み替えて改番を行っております。さらに1995年1月に室内更新を実施するとともに、現行の赤黒帯の「歌舞伎」スタイルとなっています。