2021/04/10

相模鉄道6000系(モハ6021)

相模鉄道6000系のモハ6021は、アルミ車体の試作車として製作されました。車体の基本寸法や主な機器は同時期に増備されていたモハ6000形と同じで、車体をアルミ合金で製作したもので、普通鋼製のモハ6000形よりも4.5トン軽量化されていました。
編成中に1両だけ銀色のモハ6021が入る姿は非常に目立つものでした。私は実際に見た記憶はありませんが、保育社のカラーブックスの「相模鉄道」に、西谷駅で新幹線とモハ6021が写っているカットがあり非常に印象的でした。
モハ6021の成果は、旧型車を車体更新した2100系、5100系、そして6000系に続く主力車両として1975年に登場した7000系に反映されました。8000系・9000系がデビューする前の相模鉄道の車両のスタイルの基礎になったともいえそうです。
モハ6021は1967年7月に日立製作所で完成したものです。1983年12月にかしわ台工機所で冷房改造が行われましたが、ヒートポンプ式の装置を導入したため他車とは仕様が違っていました。1998年3月に廃車となり、かしわ台車両センターで保存されています。
敷地外より撮影 2018年1月

過去の記事から
相模鉄道7000系〈7005F〉
相模鉄道7000系(7712F)


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