2024/01/01

小田急電鉄3000形(3265F)

小田急電鉄では当初の予定でワイドドア車を除いて全車が対象となっていた1000形のリニューアル工事を両数を削減した上で完了した後は、2000形と3000形の1・2次車を飛ばして、3000形3次車のリニューアルに着手しました。
6両編成ですが、従来のように4両編成と組み合わせて10両編成を組むことはなくなりますので、新宿方の先頭車に設けていた電気連結器は撤去されました。車内には新たに防犯カメラが設置されました。
3265Fについては側扉の交換もあわせて行われました。リニューアルの内容は更新時期に達した主要な走行機器の交換と列車部位の補修を行うことで、8000形・1000形に比較するとリニューアルの規模は控えめですが、前照灯周りは造作に変化が見られます。
写真の3265Fは2004年4月に日本車両で完成したもので、3000形の3次車に相当します。2021年12月からリニューアル工事に入り、2023年3月から営業運転に入っています。3000形としては最初のリニューアル工事に着手した編成ということもあってか、1年以上営業運転から離れていたことになります。