2024/01/17

E217系(クラY-23編成)

E217系は横須賀線・総武快速線で使用されていた113系1000番代の後継車両として1994年から1999年にかけて745両が製作されたものです。1994年6月に運用開始以来長年過酷な運用をこなしてきましたが、後継となるE235系1000番代への置換えが徐々に進んでいます。
車体は軽量ステンレス製で近郊タイプでは画期的な4扉となりました。国鉄時代から使用されていた113系1000番代は3扉・セミクロスシートでしたが、今となってはラッシュ時の運行には無理があるように感じられます。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC88、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC89です。台車はDT61B形/TR246系、集電装置はPS28A、冷房装置は普通車がAU720A・グリーン車がAU721を装備しています。
写真のクラY-23編成は1998年2月に新津車両製作所(グリーン車は東急車輌)で完成したものです。2008年4月に東京総合車両センターで機器更新工事を完了しました。2018年5月にホームドア対応工事を完了しています。