2024/01/05

東京地下鉄16000系(16114F)

長らく千代田線の主力として活躍してきた6000系も大規模改修を行いながら使用を継続していましたが、技術の陳腐化や機器の劣化が目立ち始めましたことにより代替として2010年度から16000系が導入されました。私には撮影機会の限られる車両ですが、主に小田急線内で撮影しています。
車体は10000系と同じ構造のアルミ製で、識別帯はグリーンの濃淡に白を加えた3色です。車内の配色は、化粧板を白、座席のモケットと床を紺色としています。貫通路・荷棚・脇仕切りの一部に強化ガラスを用いています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMAP-214-15V271、主電動機は出力205kWの永久磁石同期電動機MM-S5A、補助電源装置はSIVのNC-GAT240Aです。台車はモノリンク式ボルスタ台車FS779、集電装置はPT-7136G、冷房装置はCU7616を装備しています。
写真の16114Fは2012年3月に日立製作所で完成したもので、16000系の3次車に相当します。16000系は2次車の16106F以降は非常用扉を中央から車掌台側に寄せています。16000系は2017年9月に完成した16137Fまで合計37編成が増備され、6000系・06系を代替しました。