E257系特急形電車は、2020年3月のダイオ改正から東海道線の特急「踊り子」3往復に充当されるようになり、翌2021年3月には「踊り子」の185系代替を完了し、「湘南ライナー」を特急化した「湘南」にも使用されるようになりました。昨年には客足も相当に戻っている模様です。
車体のカラーを伊豆の空と海の色をイメージしたペニンシュラブルーを基調としたデザインに変更しています。座席モケットも同様にペニンシュラブルー基調に変更しました。また着席利用を円滑にするためE657系・E353系と同様の座席管理システムを導入しています。
制御装置はPWM-VVVFインバータ制御のSC119/SC118、主電動機は出力145kWのMT72A、補助電源装置は待機二重系SIVのSC120です。台車はDT64/TR249系、集電装置はPS36、冷房装置はAU302、車両情報制御システムTIMSを装備しています。
写真のオオNA08編成は、2002年4月に東急車輌で完成し、モトM110編成として松本車両センターに新製配置されたものです。2019年8月に秋田総合車両センターで東海道線向けの転用改造と機器更新を完了し、大宮総合車両センターに転属しました。