2024/08/23

東京地下鉄2000系(2110F)

池袋ー荻窪・中野坂上ー方南町間を結ぶ丸の内線の最新型車両が2000系です。02系を置き換えるものとなります。非常走行用のバッテリーや操舵台車・永久磁石同期電動機など最新技術をふんだんに取り入れています。
車体はアルミ合金によりダブルスキン構体を採用しています。車内の配色は従来の丸の内線車両と同じように、化粧板・床ともに赤系統の色調になっています。また近年の車両では標準的な装備である案内表示器は乗降口上部に17インチ液晶で3画面備えています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSVF113-A0/SVF109-B0、主電動機は出力150kWの永久磁石同期電動機MM-S4A、補助電源装置はSiC-SIVのNC-GBT140Bを装備しています。台車はSC108、集電装置はTC-26、冷房装置はRPU6038です。
写真の2110Fは2019年7月に日本車両で完成したものです。2000系の先頭部は丸みを帯びたデザインで、丸の内線の車両として伝統的なスカーレットとサインウェーブを施しており、最新技術と懐かしいデザインを両立させた車両といえそうです。