東急東横線5000系5122Fが、2017年9月から東横線開通90年を記念するイベントの一環として、先代5000系など主に昭和30年代を走った電車のカラーリングを再現した「青ガエル」ラッピングを施して営業運転に就いています。現在も運行を継続しております。
5000系の構体は、台枠上面で折れわずかに内側に傾斜しています。これがスマートな前面形状にもつながります。室内のシートモケットや化粧板は清涼感を演出するため青系統のカラーデザインを採用しています。車内情報案内装置はLCDによるものです。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVHI-HR2820B/D.VFI-HR1420B/W、主電動機は出力190kWのTKM-98、補助電源装置はIGBT-SIVのINV146-Bです。台車がTS-1019/TS-1020A、集電装置はPT-7108B/D、冷房装置はCU708/CU708B/HRB-504を装備しています。
写真の5000系は5122Fは2009年4月に東急車輛で完成したものです。本来は田園都市線用の5000系で、2008年11月には田園都市線で試運転を行いましたが営業運転には投入されず、2009年3月に東横線転用工事を行った上で同年4月から営業運転に入りました。