2024/08/26

神奈川臨港鉄道DD60形(2号)

神奈川臨港鉄道DD60形は、国鉄DD13形を基本としたDD55形の初期車両の経年劣化が進行したことから代替用として導入されたものです。形式名のDD60は自重が60トンであることに由来します。根岸駅ー横浜本牧駅間ではコンテナ車の牽引に従事しています。
外観はDD55形と同様で、運転台を中央に配置し、その両側にエンジンを配置したセンターキャブボンネットスタイルとなっています。運転室にエアコンを装備し、作業環境の改善を図っています。また運転台の裏側にはタッチパネル式のモニタ画面を設け、故障時の応急措置やデータ管理に役立てています。
ディーゼル機関は水冷直噴式出力560PSの三菱S6A3-TAを2基搭載しています。変速機は日立NICO製のDBSF115-2を2基、逆転機は日立NICO製TDN-11-8001、空気圧縮機はC-1200を2基、台車はYL-600を装備しています。
写真の2号機は2006年8月に日本車両で完成したものです。2004年に新製された1号機と比べるとランボード上の手すりに横棒がないこと、運転室の端面上部に手すりがあることなど細かい差異があります。