2011/05/05

北総鉄道7300形(7808編成)

 北総鉄道7300形は自社発注の2編成のほか、2003年2月から京成電鉄3700形の3808編成のリースを受けている7808編成があります。
 京成3808編成は京成電鉄3000形の3001編成の投入に伴い、余剰となったものです。北総7808編成の導入に伴い、京成3150形のリース車両であった北総7050形が運用を終了しています。
 自社発注の北総7300形と同じ設計ですが、先頭車が大型のスカートを装備しているので、容易に既存の2編成とは識別できます。京成電鉄の中で比較的新しい車両を北総鉄道にリースしたのにはどのような理由があるのでしょうか?私は経営支援の一環だと推測しております。
 京成3808編成は1997年12月に日本車輌で1997年12月に完成したもので、京成3700形としては4次車に相当します。方向幕のLED化は2010年5月に行われました。
【撮影:佐野次郎 2011.5.3 四ツ木ー京成立石間】

2011/05/04

北総鉄道7300形(7308編成)

 北総開発鉄道(当時)は1991年3月に京成高砂まで延長開業し、京成・都営・京急との4社直通運転を開始しましたが、そのときの増備車両が7300形電車です。
 開業当初の「ゲンコツ電車」こと7000形はΣ形の前面形状をはじめとして個性的な電車でしたが、二代目の7300形は京成3700形電車と同一設計としています。
 同じ京成グループの新京成電鉄は独自設計の8800形を増備していましたが、北総は先に標準化の方向へ舵をきったわけですね。現在では新京成電鉄も京成3000形と共通設計のN800形を導入しています。
 写真の7308編成は1991年3月に日本車輌で完成したものです。7300形は7318編成とあわせて16両(8両編成2本)が新製されました。
【撮影:佐野次郎 2011.5.3 四ツ木ー京成立石間】

北総鉄道7260形(7268編成)

 北総鉄道7260形電車は、京成3300形電車の3308・3316編成を2006年4月からリースを受けているものです。7260形と入れ替わりに京成3200形のリース車である7250形が運行を終了しております。
 北総鉄道での運行に際して、塗装や車両番号の変更などを行っていますが、規模の大きな改造工事は行っておりません。塗装の塗り分けのパターンも京成3300形の現行塗装と同じで、カラーリングだけが異なっています。
 都営浅草線・京浜急行にも乗り入れておりますが、車両の世代交代が進んだ現在では両路線では唯一の普通鋼製・抵抗制御の電車となっています。京成3300形も4連での普通運用に従事しており、都営浅草線には入らなくなっています。
 3308編成は1968年11月に日本車輌で、3316編成は1968年11月に汽車会社で完成したもので、ともに京成3300形の1次車に相当します。地下鉄に直通する電車としては最古参の存在となっています。また北総鉄道でのリース終了後は廃車とする方針のようです。

千葉ニュータウン鉄道9000形(9018編成)

 千葉ニュータウン鉄道9000形電車は、1984年3月の小室ー千葉ニュータウン中央間4kmの延長開業に際して投入されたものです。9000形電車は住宅・都市整備公団→千葉ニュータウン鉄道の所有ですが、運行・管理は北総鉄道に委託しています。
 当初は2000形という形式名でしたが、1991年3月に北総開発鉄道(当時)の京成高砂までの延伸と京成電鉄・都営浅草線・京浜急行への直通開始に伴い、9000形に改称されました。これは都営浅草線に直通する車両番号のうち1~2999までが京浜急行に割り当てられているためです。
 さらに先頭車はモーターなしでしたが、モーター付きに改造されました。これも京急仕様です。なぜかというと先頭車を重くすることで、電車の運転間隔を管理するための保安装置のセンサーをしっかりと踏むためだそうです。これも京急の高頻度運転を支える仕組みの一つというわけですね。
 写真の9018編成は1983年12月に日本車輌で完成したものです。当初は6連でしたが都心直通のために1990年12月に中間車2両を増備して8連化されています。

2011/05/01

常磐線103系

 常磐線の103系は1967年12月から走り始めました。ラインカラーはエメラルドグリーンという独自の塗装が採用されました。
 10両編成で投入されましたが、1971年4月に綾瀬ー我孫子間に営団地下鉄千代田線と相互乗り入れする緩行線の開業に伴い、快速運転開始と同時に8両編成に減車されました。
 実際には快速の混雑が激しく1973年3月のダイヤ改正で10両編成に戻されました。さらにJRへの移行後の1988年3月には15両編成に増強されました。この頃には203系に置き換えられた緩行線用の1000番台や山手線などから転じた冷房車なども常磐快速線を走っていました。
 E231系の投入により2006年3月のダイヤ改正で103系は常磐線から退きました。低運転台の103系も今となっては懐かしい光景ですが、ホームに灰皿がたくさんあったことにも驚きますね。
【撮影:佐野次郎 1985年頃 上野駅】

山手線103系

 このところ京浜東北・根岸線、京葉線ともE233系と同形の電車を乗り継いで通勤する日が多いのですが、国鉄時代にはどの路線でも103系が走っているような感じでした。
 その中でも山手線は代表的な存在といえるでしょう。ウグイス色の塗装が良く似合っておりました。
 私鉄の通勤電車が乗り心地の良いとされる空気バネ台車や省エネのために回生ブレーキを装備するようになっても国鉄はコイルバネ台車装備、回生ブレーキなしの103系を延々と増備しておりました。国電に回生ブレーキが導入されたのは中央快速線用の201系が最初でした。
 1985年から205系電車の投入が開始され、1988年6月に103系は山手線から撤退しました。首都圏の103系は2006年3月まで鶴見線で走ったのが最後となりました。
【撮影:佐野次郎 1985年頃 品川駅】

横須賀線113系

 今では通勤電車然としたE217系が主力となっている横須賀線ですが、私の中では「スカ色」をまとった113系の印象が強いですね。
 車内に入るとグリーンの化粧板に、角ばったクロスシート。総武快速線への直通を踏まえてATC装備、冷房付きの1000番台が走っていましたが、いかにも「昭和の電車」という風情でした。
 鎌倉や逗子などを走る横須賀線の電車にはなんとなくクロスシートの電車が似合うような気がしますが、実際には難しいようです。
 113系電車は1999年にE217系への置換えが完了して横須賀線から退いています。現在も房総地区で活躍していますが、こちらも京浜東北・根岸線から転用された209系電車により置換えが進んでいます。
【撮影:佐野次郎 1992.1.24 北鎌倉ー鎌倉間】