2012/07/15

当初の横浜線205系

2014年度からのE233系投入が発表され、1988年からの活躍にも先が見え始めた横浜線の205系ですが、新製当時から比べると細かな点に差異が見られます。
行先表示は、幕式からLEDに換装されています。また先頭車には、他路線と同じくスカートが増設されています。さらにパンタグラフも菱形からシングルアーム式に換装されました。編成自体も7両から6扉車1両を増結して8両編成になっています。
横浜線を103系から205系に置き換えた頃は、現在よりも根岸線直通列車が多く、大船行きも終日設定がありました。これは1985年3月のダイヤ改正で新横浜駅での新幹線乗換えの便を図ってとられた政策でしたが、1994年12月のダイヤ改正で根岸線直通は桜木町行が基本になりました。
京浜東北線がE233系1000番台に統一された現在、205系を見ると少し古いなと感じます。しかし柔らかくて座り心地のいい座席には好感が持てます。武蔵野線みたいにVVVF化すればまだまだイケそうな気がする横浜線の205系ですが、置換え後は他路線で活用されるのでしょうか?
【撮影:佐野次郎 1992.2.6 横浜ー東神奈川間】