2019/07/13

京成電鉄3000形(3036編成)

1980年代の京浜急行といえば、通勤時間帯にもっとも混雑するのは横浜までで、三浦半島への輸送の印象が強かったのですが、近年は羽田空港への輸送の重要度が飛躍的に高まっています。
京急空港線といっても80年代までは名ばかりで実態はローカル線然としていましたが、1993年に羽田駅(現在の天空橋駅)が開業し、都心方面から急行が直通するようになってから潮目が変わりました。
社会の流れから考えても、海外への結びつきが強まる中で羽田空港への輸送を東京モノレールだけで賄うのは無理があります。現在でも人口減の中で希少なJR東日本の新線計画が羽田空港アクセスであることから、いかに需要があるかがうかがわれます。
写真の3036編成は、2018年2月に日本車輌で完成したもので3000形の13次車に相当します。京急空港線には京急の車両に加えて、東京都交通局・京成電鉄・北総鉄道の車両が相当数乗入れ、多彩な車両を見ることができます。
【撮影:佐野次郎 2019.5.1 糀谷駅】