昭和40年代までは、大都市近郊の操車場や貨物線などでも、8620形・9600形・D51形などの蒸気機関車が使用され、住宅地にも煤煙や騒音などをもたらしていましたが、DD13型・DE10形・DE11形ディーゼル機関車などの投入による動力近代化が行われました。
私自身は、DD13形をよく見かけた記憶があります。山下公園の高架を走るところや、品川駅近くで入換に従事するところなどです。DE10形・DE11形はDD13形に比べると新しい機関車だという印象を持っていました。
写真の56号機は、1970年3月に日本車輌で完成し高崎第一機関区に新製配置されたものです。1984年3月に品川機関区に転属し、1987年2月に廃車となりました。当時はブルートレインの入換作業を東海道線のホームから見ることができました。
【撮影:佐野次郎 1984.8.30 品川駅】
過去の記事から
青梅鉄道公園8620
梅小路蒸気機関車館9633
川崎生田緑地D51 408