2019/07/24

E353系(モトS109編成)

E353系特急形電車は、中央本線の特急「あずさ」「かいじ」に使用されていたE351系・E257系を代替する目的で、2015年から2019年にかけて213両(9両編成20本・3両編成11本)が製造されたものです。
車体は常磐線特急用のE657系と同じく軽量アルミ製のダブルスキン構造で、運転台は成田空港特急用のE259系を基本とした高運転台構造を採用しています。車内設備はモダンで高品質な意匠を目指しているそうです。
E353系は車体傾斜機構を備え、先代のE351系を凌ぐ高速性能を獲得しています。主回路はIGBT素子を採用したVVVFインバータ制御、台車はE259系・E657系用をベースとしたボルスタレス台車を装備しました。
写真のモトS109編成は、2018年4月に総合車両製作所横浜事業所で完成し、松本車両センターに新製配置されたものです。2019年3月のダイヤ改正でE353系の予定数が揃い、E257系の代替が完了しました。E257系は東海道線の「踊り子」に転用されます。
【撮影:佐野次郎 2019.7.16 西国分寺駅】

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