2021/05/29

E217系(クラY-34編成)

横須賀・総武快速線の主力であるE217系は、量産先行車が1994年に完成し、1999年までに745両が導入されました。2020年12月から後継となるE235系1000番台の営業運転が開始され、E217系から営業運転を離脱し、廃車回送される編成が出てきました。
20年を超す活躍の間に大小の工事が行われており、最大のものは電子部品の更新を伴う機器更新工事で、2007年から2011年度にかけて実施されました。VVVFインバータ装置、静止型補助電源装置、保安装置、ブレーキ制御装置などを更新しております。
その他、2006年3月にはグリーン車がSuicaで利用するシステムに変更されましたが、2004年から2005年度にかけて付帯する準備工事を行っています。またグリーン車の腰掛は2006年度にE231系に準拠したものに取り換えられ、階段手すりも黄色く塗装したものに交換されました。
写真のクラY-34編成は、1998年7月に新津車両製作所で完成したものです。グリーン車のみ東急車輌で製作されました。2009年5月に東京総合車両センターで機器更新工事を完了しております。その際にカラー帯の色調を従来より明るめに変更しました。

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