2021/05/16

EF64形1000番代(1015号)

EF64形1000番代は、上越線で使用されていたEF15形・EF16形・EF58形の代替を目的として、EF64形基本番代を元に省力化・電気機器の防塵、雪害対策など大幅な設計変更を施したものです。
そのため同じEF64形でも、外観・仕様・構造などが異なり、EF81形に近い要素もあります。1980年から82年にかけて3次にわたり53両が導入されました。寝台特急「北陸」など上野口での夜行列車の牽引にも活躍しました。
上野まで行かないとお目にかかれない機関車ではありましたが、2010年には根岸線でも撮影できました。2016年3月のダイヤ改正で根岸線に入る運用はなくなりました。現在根岸線の貨物はEH200形・EF210形を中心にEF65形PFが一部入る状態です。
写真の1015号機は、1980年9月に川崎重工・富士電機で完成し長岡運転所に新製配置されたもので、1次車に相当します。1982年6月に高崎第二機関区に転属し、2010年3月に愛知機関区に転属しました。2002年にはEF65形等と同様のJR貨物更新色になりましたが、他機には波及せず、のちに他の大宮工場更新機と同様の塗装に改められました。

過去の記事から
EF64形1000番代〈1027号〉

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