2023/07/20

京浜急行電鉄1000形(1017編成)

京浜急行1000形ですが、2017年から初期の編成を対象に更新工事が行われています。2100形の更新車と同様に、正面に「けいきゅん」ステッカーを貼りつけています。また近年の増備車と同じように、前照灯などの灯具類はLEDになっています。
車体の特徴としては、側窓の一部を開閉可能に改造したために、フラットな印象の強かった側面には変化が見られます。車内は案内表示が2画面になったことと、座席の袖仕切りがガラス付きの大きなものになったことが変更点です。
VVVFインバータ制御装置は新製当初のシーメンス製から、東洋電機製に換装されたので、独特の音階を聴くことはできなくなりました。非常ブレーキの自動放送や停車予告点灯などの新しい機能も付加されています。
写真の1017編成は2002年5月に完成したもので、1000形の1次車に相当します。2019年12月に京急ファインテックで車体更新を完了しました。更新により聞かれなくなった音階音ですが、加速度が良い分2100形のそれよりテンポが速かったそうです。