2023/07/29

255系(マリBe02編成)

255系は、房総方面の特急列車に使用していた183系の置換えを目的として1993年から94年にかけて45両(9両編成5本)が新製されました。製造から20年以上を経過し、電気系統の主要機器機に劣化が見込まれるため、信頼性向上を目的として機器更新工事が実施されました。
車体に大きな変化はありませんが、利用が少ないために使用停止となっていた自動販売機を撤去し、化粧板が取り付けられました。また首都圏の列車無線がデジタル化されたことにより不要となったアナログ旅客一斉無線用スピーカーが撤去されています。
更新後の制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC111、主電動機は出力95kWのMT67、補助電源装置はIGBT-SIVのSC92Aです。台車はDT56E/TR241E、集電装置はPS26A、冷房装置はAU812を装備しています。
写真のマリBe02編成は1993年4月に東急車輌で完成したものです。2015年11月に大宮総合車両センターで機器更新工事を完了しています。同時に側面行先表示をLED化しています。255系は特急「しおさい」「わかしお」「さざなみ」に使用されています。

過去の記事から
255系(マリBe01編成)

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