2022/10/04

EF65形1000番代(1088号)

EF65形1000番代は、フレートライナーと呼ばれた高速貨物列車やブルートレインの牽引に充当する直流電気機関車の需要が増大したため導入されたものです。1969年度から1979年度にかけて139両が新製されました。
車体は0番代・500番代と同じく、全長15.700mm、車体幅2.800mmの箱形車体ですが、重連運転を考慮して前面に幅450mmの開戸を設けています。塗色は500番代と同じく全体を青15号とし、前面上部と側面の帯をクリーム1号としました。
6次形と呼ばれる1056~1091号機は、1976年から1977年にかけて新製されたグループで、すべて新鶴見機関区に新製配置されました。形態としては5次形に準じますが、機器類が改良され、パンタグラフが下枠交差型のPS22Bとなり、ナンバープレートがブロック式になりました。
写真の1088号機は、1977年9月に川崎重工・富士電機で完成し新鶴見機関区に新製配置されたものです。2006年6月に大宮車両所でC更新工事を施行し、2012年度には省令改正に対応して2088号機に改番されました。