JR貨物で更新工事を施行したEF65形電気機関車の塗色はライトパープルをベースに、上部をスカイブルーとディープパープルの2色で塗り分け、裾部分にディープパープルの帯を入れています。また側開戸をカラシ色に塗装しています。近年は全検施行時に国鉄色に塗装されていたので、減少が目立ちます。
2000年12月から2008年5月にかけてJR貨物が1000番代38両を対象に大宮・広島両車両所でC更新工事を行いました。更新工事の目的機関車の新規製造の単年度への集中を避け、設備投資額を平準化することと、故障防止対策を広範囲に渡って行うことでした。
C更新工事の内容は台車枠または台車部品の更新、車輪をタイヤから一体車輪に取り換え、基礎ブレーキ装置の更新、主電動機・補助電動機の絶縁更新、基盤電気品の更新、主電動機の車軸装荷をコロ軸受けに変更、車体の改修など多岐にわたりました。
写真の1081号機は、1977年6月に川崎重工・富士電機で完成し、新鶴見機関区に新製配置されたものです。2005年12月に大宮車両所でC更新工事を完了しています。2012年度に省令改正に対応して2081号機に改番されました。