EH200形は、EF64形の後継として中央線・信越線・上越線などの急こう配が連続する直流電化区間の貨物列車用として開発されたものです。地上設備との協調、安全性と信頼性の向上、保守性の向上と省力化の推進に重点をおいて設計されています。
車体は箱型両運転台構造で、車体長が長いため2車体に分割しています。車体の外形は、直線と平面を強調したデザインになっています。車体の塗装はブルー系をベースとして、アクセントラインを加えたデザインとなりました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のFMPU15、主電動機は出力565kWのFMT4×8、補助電装置はIGBT-SIVのFAPU5です。台車はFD7J/K/L/M、集電装置はFPS4を装備しています。運転整備重量は134.4tとなります。
写真の901号機は2001年7月に東芝府中工場で完成したもので、高崎機関区に新製配置されました。EH200形の試作車に相当します。2002年3月にかけて基本性能の確認試験を実施し、意図した性能を充足していることが確認されました。