2022/10/08

京浜急行電鉄デト17・18形(17・18号)

デト17・18形は2003年3月に、各検車区に救援車を配置することになり、レール・枕木の運搬を目的とする電動貨車だったデチ15・16形の17・18号を改造したものです。2006年3月にはデチ15・16号も同様に救援車に改造され、デト17・18形の15・16号となりました。
荷台スペースを広く取り、25mレールを積載するため1t対応のホイストクレーンを搭載していました。救援車への改造内容は荷台のホイストクレーンを撤去し、あおり戸を新設しました。救援資材コンテナを固定する金具を新設し、前面に「救援車」表示を追加しました。
貨車に併結する700形・先代1000形が全廃となり、運転取り扱いや搭載機器の保守に問題が生じたため、1500形のVVVF化改造によって発生した部品を利用し、主制御器を換装して界磁チョッパ制御に、ブレーキはHSC-D方式からMBS-R方式に変更されました。台車もTS-310Bから空気バネのTH-1500となりました。
写真のデト17・18号は1989年8月に旧1017~などの部品を流用して新造されたものです。2003年3月にデチ15・16形からデト17・18形に改形式されました。2010年6月に主回路換装工事を完了しております。配置は新町検車区です。

過去の記事から
京浜急行電鉄デト11・12形(11・12)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/05/1112.html

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