2022/10/22

東京急行電鉄1000系(1022F)

1000系は1988年を製造初年とする車体長18m・3扉のVVVFインバータ制御の車両です。まず6M2Tの8両編成が先代7000系の後継として東横線の日比谷線直通列車に投入されました。その後目蒲線に4両編成、池上線に3両編成が投入されました。
車体は軽量ステンレス製で、垂直断面の外観デザインを初めとして、車内の配色、ライン式送風機、自動放送の採用は9000系に準拠しています。ただし先頭部に種別・行先・運行番号表示窓をまとめてブラック処理したのは独自の意匠です。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のATR-H4130-RG636A、主電動機は出力130kWのTKM-88、補助電源装置はGTO-SIVのINV020-A1です。台車はTS-1006/TS-1007、集電装置はPT-7108B、冷房装置はRPU-2219を装備しています。
写真の1022Fは1993年3月に東急車輛で完成したものです。1000系の中では1000N系と呼ばれるグループに分類されます。1000系のうち1019F~1024Fは池上線に3両編成で投入されました。