2022/10/19

E491系(在来線電気軌道総合試験車)

勝田車両センターに配置されているE491系は、在来線用の電気・軌道総合試験車で、East i-Eと呼ばれています。軌道関係、電力関係、信号・通信関系の計測業務をそれぞれ1両ずつが担当する3両編成となっています。マヤ34形・193系・443系といった在来車を置換えました。
車体はE257系などで実績のあるアルミ合金製のダブルスキン構体を採用しております。塗装のベースである白が「清潔・厳正」、アクセントとなる赤は「探求・情熱」を表現するものです。業務用のスペースとなる室内は落ち着いたホワイトグレーでまとめられています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のC18D、主電動機は出力145kWのMT72A、補助電源装置はIGBT-SIVのSC73/SC74です。台車はDT68系/DT65/TR253系、集電装置はPS32A/PS96A、冷房装置はAU403-G2/AU405を装備しています。
E491系は1編成が近畿車両・日立製作所で2002年3月に完成し、勝田車両センターに配置されています。2019年4月にATACS車上装置、2020年3月に電力モニタリング装置を増設しています。