2022/10/10

千葉ニュータウン鉄道9100形(9128編成)

住宅・都市整備公団(当時)が1995年4月の千葉ニュータウン中央ー印西牧の原間4.7kmの延長開業にあわせて導入したのが9100形です。多くの車両が乗り入れる京成電鉄・京浜急行電鉄でも個性的なスタイルによって目立つ電車です。
車体は軽量ステンレス製で、先頭部は普通鋼製です。中間車の車端部にクロスシートを設けてありますが、シートピッチは990mmとゆったりとしたものです。現在では撤去されていますが、カード付きの公衆電話も通勤電車としては珍しい装備です。
制御装置はGTO-VVVFインバータのRG633A-M、主電動機は出力130kWのTDK6172A、補助電源装置はDC-DCコンバータ・インバータ方式のCOV019Cです。台車は空気ばね台車のFS-547/FS-047、冷房装置は36.000kcal/hの能力を持つ集中式冷房装置を装備しています。
写真の9128編成は2000年4月に日本車両で完成したもので、9100形の2次車に相当します。2次車ではクロスシートを半減するなど仕様を変更しています。2016年1月に集電装置をシングルアーム式パンタグラフに換装し、2018年1月に客室灯・乗務員室灯のLED化を行っております。