2022/10/30

東京地下鉄17000系(17195F)

有楽町線・副都市線では7000系180両(10両編成6本・副都心線のみ8両編成15本)を大規模改修のうえ、継続して使用してきました。導入時に意図した通り、長期間の使用に従事していたわけですが、より高品質な輸送サービスを提供することを目指して新型の17000系が導入されました。
車体はアルミ合金によるダブルスキン構体です。室内については10000系を基本に車内の貫通扉や荷棚にガラス素材を使用し、広がりを感じられる空間を構成しています。側扉上に17インチワイド画面2台による車内案内表示・防犯カメラを1両あたり4台を新製時より備えています。
制御装置はSiC素子適用VVVFインバータ制御のVFI-HR4420E、主電動機は出力205kWのMM-S5C、補助電源装置はSiC素子適用SIVのNC-GAT240Dです。台車はボルスタつきモノリンク台車FS781、集電装置はPT7174-B、冷房装置はCU7627を装備しています。
写真の17195Fは2022年4月に近畿車両で完成したもので、17000系の最終編成に相当します。2022年5月に営業運転を開始し、長期間使用した7000系の代替が完結しました。2021年2月に10両編成17101Fが営業運転を開始して以来、迅速な代替完了となりました。

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